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概要
国崎熨斗鰒づくりの成立は古く、倭姫命が国崎の湯貴の潜女が奉った鰒が美味であったため国崎を御贄所にしたという伝承をもつ。現在は神宮(内宮・外宮)の三節祭(6月・12月の月次(つきなみ)祭(さい)、10月の神嘗祭(かんなめさい))のため、身取鰒(大・小)・玉貫鰒を調進している。ノシガタナを使った生剥き作業などは伝統的技法を受け継いだ長老たちによって鎧崎にある「神宮御料鰒調製所」で潔斎して調製されている。
ストーリーの位置づけ
神饌に関する文化財である。
志摩国は「御食国」として古くから、朝廷から重要視されてきた地域であり、倭姫命が国崎の潜女が奉納したアワビが美味であったため、国崎を御贄所にしたという伝承をもつ。現在でも国崎では、伝統的技法で調製された鰒(アワビ)(身取鰒(みとりあわび)、玉貫鰒(たまぬきあわび))を伊勢神宮に調進している。
【文責】 鳥羽市教育委員会