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概要
しろんご祭りは、700年ほど前、菅島に漂着した白蛇を龍神の使いとして祭ったことに始まるといわれ、白鬚明神にあわびを供え、大魚と海上安全を祈願する祭りである。祭は旧暦6月11日、現在は7月の第2土曜日に行われる。
早朝、島の漁船はすべて大漁旗を立てて、島の東北端の白浜に集まり、白鬚明神に参拝する。海女はその後、ほら貝の合図で島内の海女がいっせいに海に入り鰒を捕る。最初に黒赤あわびを捕ったものは舟板に載せて白鬚明神に奉納する。これを「まねきあわび」と呼び、他のあわびを招き、豊漁が約束されるという。鳥羽の代表する海女の祭である。
ストーリーの位置づけ
各地で受け継がれる信仰と多様なまつりの一つ。菅島で例年7月11日の直近の土曜日に行われる。しろんご浜に磯着姿の海女が集まり、普段は禁漁区の浜に一斉に潜り、雌雄一対のアワビをとる。最初にとれた雌雄のアワビは「まねきアワビ」と言われ、白(しら)髭(ひげ)神社に奉納され、海上安全・豊漁を願い、祈りを捧げる。
【文責】 鳥羽市教育委員会