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#093 レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」
舞田の石造五輪塔
五輪塔は、はじめ大日如来を尊ぶことから造られたといい、その後、身分が高い人の供養塔として用いられるようになった。総高212㎝の鎌倉時代の五輪塔の優品で、塩田平にたくさんある石造文化財の中でもひときわ目立つ雄大な塔だ。 地輪、水輪、火輪、風輪、空輪からなり、本例は風・空輪が一石で造られている。水輪には梵字「バン」(大日如来)が刻まれている。各部材の様式等からみて、鎌倉初期の建立と推定されている。 文治2(1186)年この地に金王庵を創建した渋谷土佐入道昌順の墓塔と伝えられている。
【文責】 上田市 文化スポーツ観光部 文化政策課
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