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#093 レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」
法住寺虚空蔵堂 附 厨子
平安時代に創建されたと伝える天台宗の古刹。独鈷山を主峰とする虚空蔵信仰の山麓寺院 (南麓)として捉えられる。堂全体は「和様」で造られているが、懸魚などには「禅宗様」の要素も見られ、室町時代中頃に造られた建物と考えられる。 厨子の時代はお堂と同じ頃と考えられ、方一間入母屋造という禅宗様式独特の方式で造られている。中には虚空蔵菩薩坐像(室町時代・寄木造・像高45.4㎝)が安置されている。
塩田地域の中禅寺南側にも同じ名称の虚空蔵堂があり、独鈷山を主峰として虚空蔵信仰があったと考えられる。山への祈りが表れたもの建物のひとつだ。
【文責】 上田市 文化スポーツ観光部 文化政策課
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