関門“ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶~STORY #052

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関門海峡遠景 関門海峡遠景 関門海峡遠景
門司港駅と噴水広場 門司港駅と噴水広場 門司港駅と噴水広場
下関南部町郵便局庁舎と旧秋田商会ビル 下関南部町郵便局庁舎と旧秋田商会ビル 下関南部町郵便局庁舎と旧秋田商会ビル
ふくの薄造り ふくの薄造り ふくの薄造り
旧下関英国領事館 旧下関英国領事館 旧下関英国領事館
部埼灯台と関門海峡 部埼灯台と関門海峡 部埼灯台と関門海峡

みどころspot

  • 下関市の振鈴[構成文化財]

    下関市の振鈴[構成文化財]

    平成26(2014)年3月16日に開業した駅ビルの正面は、下関駅旧駅舎のシンボルだった三角屋根をデザインしています。駅2階東西連絡通路に設置されたレプリカは、平成27(2015)年3月22日に開催された「下関駅リニューアル1周年イベント」で披露されました。併設されたベンチは、市民に待ち合わせ場所として利用してもらうために市に寄贈されたものです。
    ちなみに火災で駅舎を消失するまで、下関市が水産都市であることにちなんで「であいの海」と名付けられた大型水槽が待ち合わせスポットでした。
    現在の駅になってからも昔を懐かしむ声がよせられたことから、関係機関の協力により平成29(2017)年2月14日に映像による新たな「であいの海」が設置されています。

    山口県下関市竹崎町4-3 下関駅内
    0570-666470
    https://www.japanheritage-kannmon.jp/bunkazai/index.cfm?id=24

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  • 旧俎礁標(きゅうまないたしょうひょう)[構成文化財]

    旧俎礁標(きゅうまないたしょうひょう)[構成文化財]

    灯台の石材は花崗岩で、築造当初は石材の表面はなめらかでしたが、現在の仕上は瘤出しになっています。
    瘤出しとは、石の表面に粗い凹凸を付けた仕上げのことです。旧俎礁標、波に洗われ自然に刻まれたものなのか、挂灯立標に改造した時に加工したものなのかはっきりしませんが、これにより独特の表情が生まれています。
    灯塔の基底部から積み上げられた海だし瘤出しの14段の石材は改造時に積まれたものです。
    また、灯ろうも古いもので、挂灯立標のものを再利用したと考えられています。

    山口県下関市大字彦島金ノ弦岬
    https://www.japanheritage-kannmon.jp/bunkazai/index.cfm?id=38

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  • 世界平和パゴダ[構成文化財]

    世界平和パゴダ[構成文化財]

    外観はミャンマーの首都ヤンゴンにある同名の「世界平和パゴダ」によく似ていて、門司にあるパゴダのモチーフだと考えられています。中に入ったら入り口上部に注目。色鮮やかな孔雀のステンドグラスがはめ込まれ、見どころの一つとなっています。
    黄金の釈尊像や寝釈迦像があり多くの来訪者が祈りを捧げています。

    パゴダは仏舎利(釈迦の遺骨など)や法舎利(仏舎利の代用としての経文)を安置するための施設であり、「釈迦の住む家」だと考えられています。ミャンマーのパゴダでは靴はもちろん靴下やストッキングを履いて中に入ることはできません(当パゴダではスリッパ可)。
    中に入ったら入り口上部に注目。色鮮やかな孔雀のステンドグラスがはめ込まれ、見どころの一つとなっています。
    外観はミャンマーの首都ヤンゴンにある同名の「世界平和パゴダ」によく似ていて、門司にあるパゴダのモチーフだと考えられています。デザインは本国の仏塔と同じく優美で、仏塔の先にあるダイヤモンド・ピナクルは建設当時の金額で約300万円がかけられました。敷地内には寝釈迦像もあり、多くの来訪者が祈りを捧げています。

    福岡県北九州市門司区門司3251-4
    093-321-1033
    https://www.japanheritage-kannmon.jp/bunkazai/index.cfm?id=14

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  • 大正期に建設された第3・4ドックは、現在も下関造船所の生産設備として稼働している―三菱重工業株式会社 下関造船所第3・第4ドック[構成文化財]

    大正期に建設された第3・4ドックは、現在も下関造船所の生産設備として稼働している―三菱重工業株式会社 下関造船所第3・第4ドック[構成文化財]

    下関造船所の第4ドックは煉瓦の代替として大正期の乾船渠の建設によく使われていた、花崗岩切石積みでつくられていました。切石積みとは、正方形や長方形に切り出した石を積んで作った壁のこと。第4ドックの切石は大き目の直方体で、各面が平らで角が直角になるように削って作られています。現在ではコンクリートで表面を覆われていて、階段部分だけが当時のままの姿をとどめています。
    一方、第3ドックは花崗岩切石積みの形状をほぼ築造当時のままとどめていて、当時のドックの姿を今に伝えています。

    山口県下関市彦島江の浦6-16-1
    https://www.japanheritage-kannmon.jp/bunkazai/index.cfm?id=37

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  • 若松の中心街にある明治28(1895)年に創業した老舗料亭―料亭金鍋本館、表門[構成文化財]

    若松の中心街にある明治28(1895)年に創業した老舗料亭―料亭金鍋本館、表門[構成文化財]

    主な客室は2・3階にあり、各階に至る主階段の手すりや親柱などに洋風のデザインが施されました。当時ならではの和洋混在の意匠です。
    2階は「葦平の間」「龍の間」「花の間」と現在は配膳室となっている和室、廊下のつき当たりにある「大広間」から構成されています。それぞれの部屋の床の間には床、棚、平書院を備えていて、いずれも異なるデザイン。天井や欄間の意匠に、料亭ならではの豪華さが感じられます。
    ちなみに、「葦平の間」は、金鍋の常連であり主人と懇意であった作家の火野葦平が好んで使用していたのが由来です。
    33畳の大広間は見どころのひとつ。部屋と北側の畳敷き広庇からなり、東側に舞台、西側に床、棚、書院があります。良質の材料を用い、一つひとつ丁寧に仕上げられているので細部まで注目を。

    福岡県北九州市若松区本町2−4−22
    093-321-4531
    https://www.japanheritage-kannmon.jp/bunkazai/index.cfm?id=23

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