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#016 古代日本の「西の都」
国分瓦窯跡
筑前国分寺跡の北東の丘陵斜面でみつかった瓦を焼く窯の跡。日干し煉瓦を積んでつくられた窯で、大宰府の役所や筑前国分寺などへ供給した。今は、ため池の中にあり、見ることが出来ない。
古代都市・大宰府の北西部は、四王寺山から派生する丘陵が広がっており、古代には瓦窯が数多く営まれた。そのうちの1つ、国分瓦窯跡は筑前国分寺の北東にのびる丘陵の斜面を利用した9基の窯からなる。筑前国分寺だけでなく大宰府の官衙(役所)にも瓦を供給していたと考えられている。今は池の中にあり見ることはできないが、現地に立ち、登り窯から煙がたなびく景観を想像してみるのも良い。
【文責】 福岡県文化財保護課
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