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#028 木曽路はすべて山の中
すんき漬け
「すんき漬け」は「すんき」ともよばれ、長野県の木曽地方に古くから伝わる保存食のひとつで、塩を使わず赤カブの葉を乳酸発酵させた漬物。原料となる赤カブには、王滝村の王滝カブ、木曽町開田高原の開田カブ、木曽町三岳の黒瀬カブ、上松町の吉野カブ・芦島カブ、木祖村の細島カブと6種類あり、いずれも信州の伝統野菜に認定されています。 カブ菜の豊富な繊維質による整腸作用によって、便秘が解消され、美肌効果をもたらすといわれています。また、多種多様の乳酸菌が棲息しており、免疫系を調整するため、花粉症などのアレルギーを予防・軽減したり、ピロリ菌の増殖を抑制する働きがあることが明らかになっています。 長野県選択無形民俗文化財「長野県味の文化財」やインターナショナルスローフード協会「味の箱舟」に指定されてるほか、農林水産省が地域の農林水産物・食品をブランドとして保護する「地理的表示保護制度(GI)」に「すんき」として登録されています。
御嶽山麓が海から遠く、塩の調達が難しいため、木曽町などでかぶを漬けて発酵させ、塩を使わず酸味を旨味として食べる食文化がうまれた。芭蕉一門も食し、「木曽の酢茎に春も暮れつつ」と門人が詠んだ。そばと合わせて食べる「すんきそば」や「とうじそば」は、木曽谷の冬の風物詩になっている。
【文責】 木曽広域連合地域振興課
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