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#028 木曽路はすべて山の中
塩尻市奈良井
奈良井宿は、江戸へ64里22町、贄川宿へ1里31町、薮原宿へ1里13町、宿の延長は8町5間と贄川宿のほぼ2倍の長さもあり、規模の大きな宿場といえます。 宿の成立は文献に「天文元年(1532)、木曽義在奈良井に専念寺を建つ。同2年、義在木曽に宿駅を定む」とあることから、16世紀中頃には既に宿の役割を果たしていたと考えられます。 慶長6年(1601)の江戸幕府による宿駅制定にともない近世の奈良井宿として整備されました。
中山道の難所の一つ、鳥居峠の北麓にあたる宿場町であり、檜物細工や漆器、塗櫛等の木工業で賑わった。現在も町のつくりや家並みは当時の面影を色濃く残す。
【文責】 塩尻市文化財課
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