お知らせnews
2026.01.29
文化庁
「日本遺産フェスティバルin倉敷」を開催しました!
2025年10月25日(土)〜26日(日)の2日間、観光地としても名高い倉敷美観地区を中心に、日本遺産フェスティバル in 倉敷を開催し、街全体が活気に溢れ賑わいました。
オープニングセレモニーから大盛況!
開催初日には倉敷市芸文館でオープニングセレモニーが行われ、くらしき日本遺産大使である「素隠居」が来場者を迎えました。
【素隠居とは】
阿智神社の例大祭で、御神幸(ごしんこう)の獅子に付き添って歩く、翁(おきな)・嫗(おうな)のお面を被った若者のこと。手にはうちわを持っており、素隠居に頭を叩かれるとご利益があるとされています。
【素隠居とは】
阿智神社の例大祭で、御神幸(ごしんこう)の獅子に付き添って歩く、翁(おきな)・嫗(おうな)のお面を被った若者のこと。手にはうちわを持っており、素隠居に頭を叩かれるとご利益があるとされています。
オープニングアトラクションでは、倉敷商業高校書道部の生徒による圧巻の書道パフォーマンスが披露され、想いを込めて書かれた作品は、イベントの開催期間中、メイン会場内で展示されました。
また、岡山県を代表する民謡であり、倉敷の日本遺産ストーリーの構成文化財となっている「下津井節」の演奏も行われました。
続く開会式では、主催者として文化庁 参事官(文化拠点担当) 笈田雅樹氏、開催地を代表して倉敷市長 伊東香織氏、続いて観光庁 観光地域振興部長 長﨑敏志氏、自由民主党 日本遺産推進議員連盟会長 衆議院議員 谷公一氏の4名が挨拶を行いました。
くらしき作陽大学による木管五重奏では、「薔薇の招待状」「見上げてごらん夜の星を」の2曲が披露されました。
「日本遺産を通じた日本(地方)の魅力再発見」と題した特別基調講演では、株式会社QuizKnock CEO / クイズプレーヤーの伊沢拓司氏が登壇されました。
「日本遺産を通じた日本(地方)の魅力再発見」と題した特別基調講演では、株式会社QuizKnock CEO / クイズプレーヤーの伊沢拓司氏が登壇されました。
オープニングセレモニーの最後には、「未来に伝えたい日本遺産 〜倉敷の宝物を見つけて、伝えて、残す〜」と題したトークセッションを実施され、倉敷市日本遺産推進協議会 副会長の尾崎聡さんがコーディネーターを務め、倉敷の魅力や、50年後、100年後の倉敷の姿について語り合いました。
【登壇者】
・尾崎聡さん(倉敷市日本遺産推進協議会 副会長) *コーディネーター
・伊沢拓司さん(株式会社QuizKnock CEO / クイズプレーヤー)
・小田晃弘さん(倉敷素隠居保存会 事務局長)
・橋本侑芽さん(令和6年度くらしき日本遺産検定 子どもの部満点獲得者・小学6年生)
・尾崎聡さん(倉敷市日本遺産推進協議会 副会長) *コーディネーター
・伊沢拓司さん(株式会社QuizKnock CEO / クイズプレーヤー)
・小田晃弘さん(倉敷素隠居保存会 事務局長)
・橋本侑芽さん(令和6年度くらしき日本遺産検定 子どもの部満点獲得者・小学6年生)
メイン会場は美観地区の「アイビースクエア」
今回のメイン会場は、美観地区にある複合観光施設「アイビースクエア」。同施設は、倉敷の日本遺産「一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~」の構成文化財でもあります。
【一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~】のストーリーはこちら
中庭の屋外ステージでは、伝統的な民俗芸能や地元倉敷の学生によるパフォーマンスなど多彩な催しが行われ、フェスティバルを盛り上げました。また、屋外ブースには倉敷市や高梁川流域のグルメが集結。地元ならではの逸品が並びました。
左)焼きたてロデヴサンド、中)やまとのおはぎ、右)玉島かしわ焼きそば
PRブースでは全国の日本遺産の魅力を発信!
日本遺産PRブースでは、全国の日本遺産が一同に集結。ストーリーの紹介、グッズや名産品の販売、体験型のワークショップなどを通じて、それぞれの日本遺産の魅力を発信しました。
2025年2月、新たに日本遺産に認定された「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽~「民の力」で創られ蘇った北の商都~」もPRブースを初出展。SNSのフォローやアンケートへの回答をした方にポストカードを無料配布しました。小樽市産業港湾部観光推進室 主査 尾本章浩さんは、新たに認定された小樽の日本遺産の魅力概要について次のように話します。
2025年2月、新たに日本遺産に認定された「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽~「民の力」で創られ蘇った北の商都~」もPRブースを初出展。SNSのフォローやアンケートへの回答をした方にポストカードを無料配布しました。小樽市産業港湾部観光推進室 主査 尾本章浩さんは、新たに認定された小樽の日本遺産の魅力概要について次のように話します。
尾本さん:「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽~「民の力」で創られ蘇った北の商都~」は、2025年2月に日本遺産に認定されました。小樽には他にも「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」、「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~」の日本遺産がありますが、それらのストーリーの後、つまり現在の小樽として栄えるまでの話が日本遺産「北海道の『心臓』」です。
尾本さん:小樽は観光地として知られていますが、過去には運河が埋め立てられてしまう可能性もあったんです。それが市民による保存運動で半分を残した今の姿となり、小樽の再生につながりました。小樽は観光地として「綺麗」という印象を持っている方も多いと思いますが、小樽運河がどうして残されたのか、歴史的な建造物がどうして残っているのか、なぜ小樽に銀行街ができたのかといった背景を、このストーリーで知っていただきたいと思っています。その上で改めて小樽の街を見ると、奥行きが生まれ、さらに小樽観光を楽しんでいただけるはずです。
会場内では他にも公開講座や体験型ワークショップも開催!
テーマごとのミニシンポジウムも開催!
2日目に開催された3つのミニシンポジウムでは、「酒」「古墳」「シリアル型日本遺産のあり方」のテーマごとに、日本遺産を活かした地域活性化、魅力発信、今後の展望について、関係者が意見を交わしました。
【第1シンポジウム『酒~風土が醸す物語を活かす~』登壇者】
・STORY #083 琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な「琉球料理」と「泡盛」、そして「芸能」
・STORY #086 日本ワイン140年史 ~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~
・STORY #097 「伊丹諸白」と「灘の生一本」 下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷
最初に行われた「酒」をテーマにしたシンポジウムでは、「酒」にまつわる日本遺産のストーリーや構成文化財の活用、関連する地域との相互連携を通じた国内外に向けた日本遺産ブランドの更なる向上について議論しました。登壇参加した3名は、それぞれの地域で行っている取り組み事例を紹介し、後半には日本遺産ブランドの向上をテーマに意見を交わしました。
・STORY #083 琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な「琉球料理」と「泡盛」、そして「芸能」
・STORY #086 日本ワイン140年史 ~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~
・STORY #097 「伊丹諸白」と「灘の生一本」 下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷
最初に行われた「酒」をテーマにしたシンポジウムでは、「酒」にまつわる日本遺産のストーリーや構成文化財の活用、関連する地域との相互連携を通じた国内外に向けた日本遺産ブランドの更なる向上について議論しました。登壇参加した3名は、それぞれの地域で行っている取り組み事例を紹介し、後半には日本遺産ブランドの向上をテーマに意見を交わしました。
【第2シンポジウム『古墳~遺跡が示す古代日本の姿を今に活かす~』登壇者】
・STORY #011 日本国創成のとき~飛鳥を翔(かけ)た女性たち~
・STORY #064 「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~
・STORY #067 古代人のモニュメント ー台地に絵を描く 南国宮崎の古墳景観ー
「古墳」をテーマにした第2シンポジウムでは、3地域の事例を通じて、古墳を核とした多様な地域資源の活用やストーリーづくりについて議論しました。各地域からは、ボランティアや学術的知見との連携、神話・伝承や歴史上の人物を生かした古墳景観の活用などの取り組みが紹介されました。後半には、「鬼」という共通の視点から地域を横断した連携の可能性について意見が交わされ、広域的なストーリー構築の重要性が共有されました。
・STORY #011 日本国創成のとき~飛鳥を翔(かけ)た女性たち~
・STORY #064 「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~
・STORY #067 古代人のモニュメント ー台地に絵を描く 南国宮崎の古墳景観ー
「古墳」をテーマにした第2シンポジウムでは、3地域の事例を通じて、古墳を核とした多様な地域資源の活用やストーリーづくりについて議論しました。各地域からは、ボランティアや学術的知見との連携、神話・伝承や歴史上の人物を生かした古墳景観の活用などの取り組みが紹介されました。後半には、「鬼」という共通の視点から地域を横断した連携の可能性について意見が交わされ、広域的なストーリー構築の重要性が共有されました。
【第3シンポジウム『シリアル型日本遺産のあり方~広域連携が生む日本遺産の新しい魅力~』登壇者】
・STORY #035 鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~
・STORY #039 荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~
・STORY #068 本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~
第3シンポジウムでは、複数自治体にまたがる「シリアル型日本遺産」の連携をテーマに、旧軍港4市(横須賀・呉・佐世保・舞鶴)、北前船(52自治体)、炭鉄港(北海道15市町)それぞれの事例が紹介されました。ガイド団体間の相互交流会、地理的ブロック制による連携促進、共同イベント開催など、それぞれの工夫が報告され、シリアル型の連携を促すには、交流会や共同イベントなど具体的な連携の仕組みづくりが重要であるとの認識が共有されました。
・STORY #035 鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~
・STORY #039 荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~
・STORY #068 本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~
第3シンポジウムでは、複数自治体にまたがる「シリアル型日本遺産」の連携をテーマに、旧軍港4市(横須賀・呉・佐世保・舞鶴)、北前船(52自治体)、炭鉄港(北海道15市町)それぞれの事例が紹介されました。ガイド団体間の相互交流会、地理的ブロック制による連携促進、共同イベント開催など、それぞれの工夫が報告され、シリアル型の連携を促すには、交流会や共同イベントなど具体的な連携の仕組みづくりが重要であるとの認識が共有されました。
【総括登壇者】
・コーディネーター:観光未来プランナー 公益社団法人日本観光振興協会総合研究所 顧問 丁野 朗氏
・第1シンポジウムコーディネーター:平塚 裕之氏
・第2シンポジウムコーディネーター:尾崎 聡氏
・第3シンポジウムコーディネーター:嶋田 幸起氏
・コーディネーター:観光未来プランナー 公益社団法人日本観光振興協会総合研究所 顧問 丁野 朗氏
・第1シンポジウムコーディネーター:平塚 裕之氏
・第2シンポジウムコーディネーター:尾崎 聡氏
・第3シンポジウムコーディネーター:嶋田 幸起氏
2年をかけて準備!開催地、倉敷の想い
日本遺産フェスティバルin倉敷の開催に向け、早くから準備を進めてきた倉敷市。企画財政局 企画財政部 日本遺産推進室(兼 企画経営室) 主幹 原田義弘さんに、開催地としての想いを伺いました。
原田さん:日本遺産フェスティバルin 桑都・八王子が開催された2023年から、今回の開催に向けて準備を進めてきました。まずは、構成文化財である倉敷アイビースクエアをメイン会場にすることで、会場に入るだけで日本遺産を体感していただく仕掛けを作りました。次に10月の美観地区は観光シーズン真っ只中です。地元市民を含め、どうすればその方たちが会場に足を運んでいただけるか検討を重ねました。
原田さん:構成文化財である「ばらずし」や「呈茶」のおもてなし、伝統的な民俗芸能を披露するPRステージ、倉敷市周辺の美味しいグルメが集まるグルメブース、会場内をたくさん周っていただくためのスタンプラリーなど、様々なイベントを開催しました。また、日本遺産に認定されている地域の方々からご紹介いただいたおすすめの地酒が集まる「地酒の道」を設けることでも、多くの方を会場に引き込むことができたと思います。また、会場内には、「くらしき日本遺産大使」として任命した構成文化財の「素隠居」が登場するなど、倉敷らしさを出せたと感じています。
倉敷の日本遺産PRブースでは、デニムストラップ作り体験のワークショップを開催
原田さん:今年2025年は、日本遺産の制度が設立され10周年の節目の年。その記念すべき年に倉敷でフェスティバルを開催できたことを誇りに思います。このフェスティバルの開催をきっかけに、地元の方には倉敷の歴史や文化をさらに知っていただく良い機会になったと感じます。また、今回の会場は倉敷でしたが、フェスティバルは全国各地の日本遺産ストーリーを知ってもらう絶好の場でもあります。インバウンドや岡山県外からお越しいただいた方もたくさんいて、PRブースでは「旅をしている感覚になる」という感想もいただきました。今回興味を持った日本遺産があれば、ぜひ現地を訪れてみていただきたいです。
次回の日本遺産フェスティバルは、2026年11月7日(土)〜8日(日)の期間に宮崎県で開催予定です。お近くの方はもちろん、日本全国からのご来場をお待ちしております。
次回の日本遺産フェスティバルは、2026年11月7日(土)〜8日(日)の期間に宮崎県で開催予定です。お近くの方はもちろん、日本全国からのご来場をお待ちしております。
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