一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~STORY #049
みどころspot
-
倉敷アイビースクエア【近代化産業遺産】
江戸幕府の代官所跡に、1889(明治22)年に建設された倉敷紡績所の旧工場を、1973(昭和48)年に複合交流施設として改修し、翌年、開業しました。ツタのからまる赤いレンガが目をひく敷地内には、陶芸が体験できる工房やホテルなどがあります。また、中庭では、フランスのジヴェルニーにあるクロード・モネの日本庭園から株分けされた睡蓮が、春から夏にかけて可憐な花を咲かせます。
倉敷市本町7-2 086-422-0011 http://www.ivysquare.co.jp/ 続きを読む
-
倉敷紡績記念館【国登録有形文化財・近代化産業遺産】
クラボウ創立当時に原綿の倉庫として建てられたレンガ造りの建物で、1969(昭和44)年の創立80周年に改装され、記念館として開館しました。倉敷紡績の明治時代からの史料を年代順に展示しています。
倉敷市本町7-1 086-422-0011 http://www.kurabo.co.jp/kurabo_kinenkan/ 続きを読む
-
倉敷屏風祭
江戸時代、阿智神社(美観地区の一角にある鶴形山の山頂に鎮座する創祀1700年を超える古社)の祭礼は別名「屏風祭」とも呼ばれていました。
町内の各家が通りに面した格子戸を外し、自慢の屏風を飾り花を生けて訪れる人々をもてなしたといわれています。
その心意気を継承しつつ当時の伝統を現代によみがえらせたのが「倉敷屏風祭」です。各家やお店が屏風の他にも秘蔵の家宝や風情ある秋の花を生けて、訪れる人々の目を楽しませます。毎年10月中旬に開催。倉敷市本町、東町地区、美観地区界隈 086-424-2111 http://www.kurashiki-shigen.com/web/index.cgi?c=sightseeing-2&pk=149 続きを読む
-
素隠居(すいんきょ)
素隠居とは、阿智神社の例大祭の際、御神幸の獅子に付き添って歩く翁(おきな)と媼(おうな)の面をかぶった若者のことです。
ラッキョウのような形をしたこの面はとても特徴的で小さな子どもは怖がって逃げるほど。しかし素隠居の持ったうちわで頭を叩かれるとご利益があるとされ、怖がる子どもを抱きかかえ叩いてもらいに近寄っていく親子連れの姿は祭りの時期、美観地区周辺の風物詩となっています。
面の由来はいくつか説があります。現在もっとも真実に近いのではと言われているのは、1692(元禄5)年に戎町の宰領をつとめていた沢屋善兵衛というご隠居が年齢のために神社の階段を登れなくなり、自分の代わりに面を付けた者を代参させた、というものです。
現在では倉敷屏風祭、阿智神社の例大祭をはじめ、倉敷天領夏祭りなどにも登場します。倉敷美観地区 http://suinkyo.okoshi-yasu.com/ 続きを読む
-
ばらずし
倉敷の商家では、祭りの日に近隣の人や知人を自宅に招き、さわら・ままかり・たこ・しゃこなどの瀬戸内の豊富な海の幸と旬の野菜を鮮やかに盛り合わせた「ばらずし」を振る舞っていました。
続きを読む