ああ文字サイズ
EN
条件を絞り込む
地域から見る
文化財体系から見る
分野から見る
さらに絞り込む
条件をリセット
#093 レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」
上田市八日堂の蘇民将来符頒布習俗
「蘇民将来符」は厄除けのお守りで、家の戸口に掛けたり、神棚に供えられる。泥柳(ドロヤナギ)の木を手彫りした六角錐形の護符だ。 室町時代から制作されてきたといわれ、門前に家を構える人たちで作る「蘇民講」が重要な役割を果たしている。まず、師走の朔日に寺に集まり、木材から護符を「蘇民包丁」で切り出す「蘇民切り」を行う。 寺で頒ける護符には、住職が大福・長者・蘇民・将来・子孫・人也の文字と魔除けの紋様を、墨と朱で六面に交互に描く。また、蘇民講の面々は、文字とともに、家それぞれにオリジナルの七福神の絵姿を描いた護符を作って頒布する。 蘇民将来信仰は全国に見られるが、木製の護符を分けるところは少なく、蘇民講と寺の制作・頒布過程が他に見られない行事である。
江戸時代から続く厄除けの習俗は、これからも上田の歴史と民俗を伝えていくだろう。
【文責】 上田市 文化スポーツ観光部 文化政策課
ストーリーを読む
Google mapで見る
中禅寺薬師堂
常楽寺石造多宝塔
信濃国分寺跡
信濃国分寺本堂
愛染カツラ
すべてを見る
日本遺産を探すClick here!