「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷STORY #097
みどころspot
-
鴻池稲荷祠碑
清酒発祥の地と伝えられる「鴻池」の児童遊園地内に建つ中国古代貨幣「布貨(ふか)」の形をした石碑で、亀形の台石「亀趺(きふ)」の上に立てられています。碑文によると、山中家始祖新六 幸元は、戦国武将 山中鹿之介の子孫で、慶長5年(1600年)、鴻池村において初めて清酒「双白澄酒(もろはくすみざけ)」を造り、江戸に販路を見出して大いに成功したといい、これが山中家の繁栄の基礎となったと伝えられています。
〒664-0006 兵庫県伊丹市鴻池6丁目14-21 続きを読む
-
市立伊丹ミュージアム
伊丹ミュージアムのテーマは「酒と文化の薫まち」。美術・工芸・俳諧・歴史と多彩な分野におよぶ収蔵品を中心とした子どもから大人まで楽しめる展示会や講座、イベントの実施、伊丹の酒造りを伝える歴史建造物の公開など、多様な学びと体験を提供します。また、日本遺産認定のストーリー、『「伊丹諸白」と「灘の生一本」 下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷』を紹介するコーナーも設けています。
〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20 072-772-5959 https://itami-im.jp/ 続きを読む
-
旧岡田家住宅(市立伊丹ミュージアム)
店舗、釜屋・洗場、酒蔵からなり、店舗は江戸時代初期の延宝2年(1674年)に建てられた県内最古の町屋。また酒蔵として、年代が判明し現存するものでは日本最古で、江戸時代に隆盛を極めた伊丹の酒造業の歴史を伝える重要な文化財です。現在では酒造りの資料の展示や、コンサート、講演会などにも利用されています。
〒664-0895 伊丹市宮ノ前2-5-20 続きを読む
-
旧石橋家住宅(市立伊丹ミュージアム)
旧石橋家住宅は、江戸時代後期に建てられた商家です。厨子(つし)2階の塗りこめの軒裏、虫籠(むしこ)窓、摺り上げ大戸、ばったり床几(しょうぎ)など、建築当時の店構えを見ることができます。
江戸時代後期の町屋として全国でも数少ない貴重な建物であることから、平成13年に兵庫県有形文化財に指定されました。
1階には全国の工芸作家の作品を展示・販売する「伊丹郷町クラフトショップ」があります。
〒664-0895 伊丹市宮ノ前2-5-20 続きを読む
-
有岡城跡
天正2年(1574年)、武将・荒木村重が伊丹氏を追放し、伊丹氏の築いた「伊丹城」を大改築し、「有岡城」と名を改めました。侍町・町屋を堀と土塁で囲んだ惣構(そうがまえ)の城で、その規模は東西0.8km、南北1.7kmの広さで、非常に強固かつ壮麗でした。しかし村重が主君の織田信長に背き、信長軍に攻められます。約1年にわたる籠城戦に有岡城は耐えましたが、天正7年(1579年)に落城しました。
昭和54年に国の史跡に指定され、現在は史跡公園として整備されています。
〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹1丁目12 続きを読む